July 8,

ンウェイを華やかに歩き、数々の広告の顔となるスーパーモデル。きらびやかな業界で長い間活躍し続けられる人は一握りであると言われている。そんな厳しい世界で、エスティ ローダーのスポークスモデルであるキャロリン・マーフィーは、長く愛されてきたモデルの象徴的な存在だ。彼女は2001年にエスティ ローダーのモデルとして起用されて以降、数多くの製品のスポークスモデルを務めてきた。今回のインタビューでは、これまでの撮影時の思い出や年齢を重ねることへの考え方、モデルを目指す若い女性へのメッセージなどを本音で語ってもらった。誠実でユーモラスな一面だけではなく、彼女らしい美の秘訣も語ってくれているので、ぜひ楽しんで。

 

ー エスティ ローダーのモデルとして長い間活躍されていますね。印象に残っている出来事は?
エージェントから「エスティ ローダーがスポークスパーソンに起用してくれるかもしれない」と電話が来た時は、まるで夢のようでした。おばあちゃんの香水やリップスティックを試して遊んでみたり、10代の頃は母の「ダブル ウェア ファンデーション」に手を出したり、ポーリーナ・ポリスコワの広告をじっと眺めたり。私は、エスティ ローダーと共に成長してきたから。最初のテスト撮影は娘がいたので特別だったし、2回目の撮影はエアリン・ローダー(ミセス エスティ ローダーの孫で、エスティ ローダー スタイル & イメージ ディレクター)のお子さんもいたので、母親同士しての絆が深まり友だちになりました。スティーブン・マイゼルが撮影したイメージはとても新鮮で、カレン・グラハムのライフスタイル広告を彷彿とさせるもので。また、マリオ・テスティーノと一緒にフランスで撮影した時も、私とエアリン、さらにはエリザベス・ハーリーもお子さんを連れてきてくれたので、思い出に残る撮影となりました。私たちはこうして長年、家族のように絆を大切に育ててきました。

 

ー エスティ ローダーのほぼ全製品を試されていますよね。お気に入りは?
創業者のエスティ ローダーには、“スキンケアこそが美しさの基本”という信念がありました。私自身もスキンケアに強いこだわりがあって、冬は「リニュートリィブ ハイドレーティング クリーム クレンザー」、夏は「クリーン マルチアクション クレンジング ジェリー/リファイナー」、最近は「マイクロ エッセンス」も使っています。私の肌にとって何よりも大切な「アドバンス ナイト リペア」は一日も欠かせません。保湿には「シュープリーム プラス トータル クリーム SPF15」と「ディウェア クリームSPF15」、「デイウェア BB クリーム」、「リニュートリィブ ダイヤモンド クリーム」、「ニュートリィシャス オイル」を交互に使っています。マスクは必要に応じて使い分けますが、「アドバンス ナイト リペア パワーフォイル マスク」が大好き。最近は、新しい「アドバンス ナイト リペア インテンシブ リカバリー アンプル」にはまっていて、今まで以上に肌を褒められることが多くなりました。朝は洗顔料は使わず冷水ですすぐだけですが、朝晩のルーティンはきちんと守っています。

 

ー エスティ ローダーに携わりはじめて、モデルとしてどのように変わりましたか?
私自身としては、20代の頃よりも40代の今の方が自信が持てるようになったという点で変わったと思います。年齢を重ねることで親近感を持ってもらえるようになりました。画像で伝えるだけではなく、実際に他の女性との交流を通じてより「同じひとりの女性である」と知ってもらうことを大切にしています。母親であれ、キャリアであれ、互いの様々な経験を分かち合えるのです。今の若い世代は動きが早いので、使い捨て感覚ではなく本当に心から何かを楽しめているのだろうか、と感じることもあります。正直、自分自身はソーシャルメディアがここまで発達する前に活動ができていたのでよかったなと思うことがあるのですが、常に周りに遅れを取らないようにと必死になるのはいいことばかりではないですよね。

 

ー 競争率が激しいモデル業界で、あなたは長く活躍しています。
それはなぜだと思いますか?またその中で最も楽しいことは?

私は自分のキャリアを楽しんでいますし、常にそれを幸せなことだと考えてきました。旅行、デザイナーやフォトグラファーとの共同作業を通して自分を高めることができました。撮影中も、本や映画など参考になるものを見ます。クリエイティブな仕事をすることが好きだから。ニューヨークに住み、社交イベントに参加して、さまざまな背景を持つ人々、世界を変えようとしている人々と触れ合い関わることができるのは、まさにギフトです。私はこのギフトに感謝して、楽しむことを選びました。遊びではなく、仕事として真剣に、でも楽しくやっています。また、私としては派手な夜遊びを避けてきたことも、大きな違いだと思います。学校で学業を続けたことで、モデル・母親業以外でも充実していると感じます。

 

ー 年齢を重ねることについてどう考えていますか?
「優美であれ!」と。私は加齢と戦うことも、それを隠すこともしません。素晴らしい製品に助けられながら、体に良いルーティンで自分をケアすることが出来ていると思うから。8時間睡眠をとり、水をたっぷり飲み、植物ベースの食品を選び、週3日は運動すること。また、よく笑うこと、たまには贅沢をすること、そして自分の情熱に忠実であることも大切。チョコレートは欠かせませんし、友人とパスタを食べながら、たまには美味しい赤ワインも飲みます。海でのサーフィンは、心を豊かにしてくれます。日焼け止めについては、若い頃にもっと早く教えてほしかったけれど!今では少なくとも「BBクリーム」か「デイウェアクリーム」にプラスして日焼け止めを塗らないと、家を出られません。年齢を重ねていく過程で自分が幸せになれることを見つけることができれば、きっと誰もが輝けるのだと強く感じています。

モデルはとてもやりがいのある仕事だけれど、
自分らしい軸をしっかりと持っていなければ務まらない。

ー 尊敬する年上の女性とその理由を教えてください。
多くの女性を尊敬しています!ジェーン・フォンダは、キャリアと活動家としての道を歩み続けているし、メリル・ストリープは、優雅に年を重ね、注目を浴びるためではなく自分の芸術分野に忠実に向き合っている素晴らしい女性のひとりと言えるでしょう。ジェーン・グドールは、チンパンジーや動物との関わりを通して、人間の行動に対する認識を高めることに貢献し続けているので尊敬しています。アリアナ・ハフィントンも、健康と成功に情熱を注いでいる素晴らしい女性。多くの女性を尊敬していますが、共通しているのは自分自身の心に忠実で、世の中に変化をもたらしている女性だということ。

 

ー 熱心なサーファーだと伺いました。いつから始め、どうしてサーフィンに夢中になったのでしょう?
フロリダの海の近くで育ち、学生時代は競泳選手としてジュニアオリンピックにも出場していたので、サーフィンは簡単に始められるスポーツだったんです。サーフィンは万人向けではありません。海は厳しく、パワフル。サーフィンが私に与えてくれたものは他のスポーツとは異なり、スピリチュアルな体験と冒険でした。サーフィンのライフスタイルはとても自由で、サーファーのコミュニティも都会の目まぐるしい生活とはまったく違います。私の癒しです。サーフィンを始めたい女性に会うと「日焼け止めをたくさん塗って、転んだら頭を覆い、サーファーボーイには近づかないように!」というのが私の決まり文句です!

 

ー モデルになりたいという若い女性へのアドバイスをお願いします。
まず、学校に行くこと。学業を全うすること。私の両親はこれに関しては厳しく、結果としてそれが私の青春を守ってくれたので、今ではとても感謝しています。また、他のことにも興味を持ち視野を広げることも必要。例えば学業を続けるとか、慈善活動を考えるとか、自分のビジネスを立ち上げるとか。モデル業界に依存しないように、他の方法で自分を成長させるのです。モデル業界は非常に競争が激しく、拒絶されることも多くあります。自分の価値を高めるために、業界に依存しないように。良いエージェントを見つけ、自分のペースで進み、夜遊びやドラッグには決して手を出さないこと。モデル業は旅をしながら人生を深めるために利用し、お金を貯めましょう。モデルはとてもやりがいのある仕事ですが、自分らしさの芯をしっかり持っていなければ務まらないと思うから!

 

モデルという仕事にストイックに向き合いながらも、自然体で自分自身の心と体に向き合うキャロリン。1990年代からトップモデルとして突き進み、現在は娘と同年代の若いモデルたちと共にランウェイを歩く。常に“今の”自分を大切に、正直に生きる姿は、多くの女性たちにポジティブな影響を与え続けている。エスティ ローダーはそんな彼女と共に、これからも年齢を重ねていく楽しさや美の可能性をお届けしていく。今後も、彼女の活躍をぜひお楽しみに!

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